堀越学園：解散 高崎医療国家試験受験、ようやく合格発表 手続きに不満の声 ／群馬
毎日新聞 2013年4月4日(木)11時45分配信
厚生労働省が高崎医療技術福祉専門学校の新卒受験生２６人の二つの国家試験の合否を保留していた問題で３日、ようやく合格発表が行われた。不安の日々を強いられた学生からは、手続きの進め方への不満の声が上がった。
合格した女子学生は「保留というだけで、どうなるかという説明はなく不安だった。就職先でも『長引くようだったら考えさせてもらう』と言われていたので、ほっとした」と話した。
保留の連絡は、同省から受験生の自宅に簡易書留で郵送されたが、３月２９日午後２時の発表後に届いた受験生も多かったという。父母の一人は「２９日の夕方配達された。文書は事務連絡とあるだけで、印鑑もなかった。一生を左右する合否についての連絡をするのだから、配慮をしてほしかった」と話す。
同校は、文部科学省が３月２８日に解散を命じた堀越学園（高崎市）が運営、二つの理事会がそれぞれ校長を任命するなど混乱が続いていた。【増田勝彦】
４月４日朝刊